オーラルリコンストラクション-別部オーラルヘルスケア&クリニック|中央区日本橋の歯科・歯医者

03-3270-0118

【診療時間】10:00-13:00 / 14:00-18:00
【休診日】日曜

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オーラルリコンストラクション

全身疾患の予防と見た目の若返りのために

近年の医療は、従来の治療主体から生活習慣病予防へとシフトされつつあります。さらに寿命の延長も伴い、医療のあり方自体が問われてきています。

当院では、このような状況の中でのエイジングケアを加味した歯科医療を考え行っているため、口腔と全身との関連性を考えて、それに合わせた治療を行っています。例えば、他科との医療連携、特に2階の栗原クリニック東京日本橋内科との医療連携を通常より行っています。

顎口腔系病変と全身疾患および老化について

加齢に伴う変化や口腔感染による慢性炎症などのため、口腔内に欠損が生じ、咀嚼機能に変化が及ぶとQOL(生活の質)にも影響します。

具体的には、虫歯や歯周病による影響で歯が欠けたり、抜けたりすると呼吸や食事に影響します。睡眠時無呼吸症候群や摂食障害、嚥下障害などを引き起こす原因ともなりがちです。甘くて柔らかいものしか食べられなくなると噛むことにも影響が出ます。お腹いっぱいのメッセージ(満腹中枢の刺激)が脳から発信される前に食べ物を詰め込んでしまうと、肥満も生じてきます。

また、歯並びが崩れることでうまく食事ができないと、食事をする楽しみが奪われ、外出機会にも影響して行動範囲が限られます。外に出ることが限られると体の筋力に影響するためロコモティブシンドロームなどを引き起こし、体が弱っていき、自由度が失われていきます。

さらに嚙まなくてよい、柔らかい食事には食物繊維が少なく、歯周組織は繊維による擦過が得られないと虫歯や歯周病の原因となるバイオフィルムが付き生育しやすくなるため、ベタついて歯の清掃がしづらくなります。口の中を虫歯や歯周病が好む悪環境へと変化させます。さらに虫歯菌や歯周病菌やその毒素がお口の中の炎症部分から血管内に侵入すると、全身を駆け巡り脳出血や心筋梗塞、心膜炎の原因を作り出すだけでなく、糖尿病、誤嚥性肺炎、アルツハイマー、関節リウマチ、低体重児出産(早産)、骨粗しょう症などを引き起こすことも知られています。

お口の中が悪化すると、全身に影響することが示されているのです。

顎口腔系病変と全身疾患の対策

このような状態に陥らないよう、お口の中を変化させ、全身に良い影響が及ぶような治療を当院では行っています。

まずは、多方面の角度からの検査を初診時に実施して下記のような問題点を浮かび上がらせ、診断を実施します。 下記は診断の一例です。

参考例)
【問題点1】歯と歯並びの問題
【問題点2】口腔内の環境についての問題
【問題点3】呼吸と噛み合わせの問題
【問題点4】その他の問題

上記のような問題点を探り出し、歯の状態を良い方向へ向けるための治療を行うだけでなく、お口の中で悪化している衛生環境が良い方向へ転換するように、複合的に検査を行い、問題点を順に解決していくように治療計画を立てます。

治療計画の作成と治療の実施

示された問題点から治療計画を作成します。
このような流れで実施していきます。

  • 健康な口腔環境への修正・改善
    虫歯や歯周病、根管治療などの処置を行い、矯正治療に臨める口内環境を作る。場合によっては失われた歯を取り戻すため、仮歯を用いて歯を仮修復する。
  • 口腔・咽頭腔容積を拡大し、舌の可動域を向上させ、呼吸しやすくする矯正処置
    当院だけでは不十分場合は、矯正を専門とする歯科医院と連携を図り、舌の動ける範囲を広げるよう口腔環境を改善し、容積を獲得するように歯を動かしていく。
  • 個々の歯の形や噛み合わせを考えた補綴装置を設定し装着する。その後の顎の正常化に伴う変化の微調整を行う
    歯並びや噛み合わせを考え、インプラントも含めた補綴治療を実施し、その人にふさわしい口内環境を作成し調整する。
  • 調整済みの状態を維持していくこととメインテナンス
    実施した治療を維持できるよう数ヶ月に一度定期的にメインテナンスを継続実施し、口内環境を維持、場合によっては回復する。

【対処療法より根治療法がより良い】心身が健康になることを目標に

当院では、ただ虫歯や歯周病などの口腔疾患を治すのではなく、どのようにしてその病気が発症したかの背景を探り、その原因を極力なくす根治療法を選択することをより重要と考えています。

根治治療は原因を除去する治療法で「同じ口腔内でなぜここだけ虫歯になったのか」「咬み合わせが悪くなった原因は咬み合わせか、顎か、脳内のどこにあるのか」など診査し根本原因を探り改善することで、口腔内はもちろんかんれんする身体を根本から治療していき、心身が共に健康になり快適な長寿を目指すことを基本目標にしています。

たとえば虫歯を繰り返ししてしまう患者さんの場合、その原因はさまざまですが主に次のようなことが挙げられます。

  • 歯磨きが正しくできていない
  • 歯並びが悪く、清掃しにくい場所がある
  • エナメル質や象牙質が形成不全である
  • だ液の量が少ない、質が悪い
  • 逆流性食道炎などで吐いて胃酸が口に入る

歯磨きが正しくできていない場合はブラッシング指導を行います。歯並びや咬み合わせが悪い場合は一般に矯正やアライナー矯正で改善して清掃しやすい環境を獲得します。エナメル質の形成不全やだ液の量が少ない場合は、ホルモンバランスや他の疾患などが考えられますので、歯科治療以外の処置が必要になる場合もあります。

当院では、東京大学、東京医科歯科大学、私立大学附属病院、有明癌研究所、国立がんセンター、地方基幹病院などさまざまな専門医療機関と医療連携を行っています。

「虫歯や歯周病になってから歯科医院に通う」を繰り返すのではなく、「必要な検査に基づいて顎や口腔の健康状態を知り、問題点を順になくし、定期的に口腔管理を行い常に健康を育て、維持していく」ことが健康長寿に繋がります。口腔疾患と全身疾患のループから脱出できるよう根本的に治療を行うことは、QOL(生活の質)の向上、健康長寿の獲得になります。

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