口腔外科-別部オーラルヘルスケア&クリニック|中央区日本橋の歯科・歯医者

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口腔外科

口の中のできもので困っている方へ

口腔内の疾患といえば虫歯、歯周病が真っ先に思い浮かびますが、消化器の入り口である口腔内には腫瘍や、腫瘍の前駆症状といわれる白板症などが起こる場合があります。比較的容易に治療できるものから、ガン化しやすい病気、悪性の病気もありますので、少しでも異常を感じたら早めに口腔外科医で相談するようにしましょう。

当院では、東京医科歯科大学、有明癌研究所、国立がんセンター、東京大学、京都大学、岡山大学、京都府立医科大学、近畿大学、新潟大学、東北大学医学部、歯学部、岩手医科大学、慶應義塾大学、東京女子医科大学、日本医科大学、東京医科大学、帝京大学医学部、東邦大学医学部付属病院、聖路加病院、東京歯科大学、神奈川歯科大学、日本大学医学部、歯学部、日本大学松戸歯学部、鶴見大学、日本歯科大学、(順不同)などさまざまな専門機関と医療連携を行っています。

アフタ性口内炎

真ん中が白っぽく周りが赤い、だ円形の小さな潰瘍ができています。原因はストレスや睡眠不足、ビタミンB群、ビタミンC不足などで、食事中に刺激を受けたり歯ブラシが当たったときなどに強く痛みます。そのため十分に食事が摂れなくなったりしてQOL(生活の質)が低下する原因になります。

アフタ性口内炎は何度も繰り返し発症する場合が多いウィルス性疾患です。この場合は原因を明らかにして予防することで発症を抑える必要があります。口腔内の環境を整えて不正に頬粘膜や舌を咬まないようにするほか、ストレスを抱えていないか、睡眠不足ではないか、栄養のバランスが摂れているか日常生活を振り返ってアドバイスを得ながら改善してみましょう。

当院ではその場で痛みを減らすレーザー治療を中心に行っています。麻酔を使わず、1回から2~3回のレーザー治療で痛みが消滅しますが、強い場合は局所麻酔が必要になることがあります。

一般的なその他の治療法は、副腎ホルモン剤のケナログ軟膏やオルテクサー口腔内用軟膏(0.1%トリアムシノロン アセトニド軟膏)を日数回塗ったり、アフタッチを貼ったりして数日から2週間かけて治癒します。また、そのほかに粘膜保護剤のうがい薬を日に4回、食後などに使用して軽減していきます。

白板症

白板症口の中の粘膜や舌などに、白斑状の粘膜変化が生じる病気です。原因は不適合な義歯や被せものによる繰り返しの擦過傷、刺激の強い食品の過剰摂取、喫煙、ビタミンA不足などの原因があります。不適合補綴物の除去、刺激の強い食品の摂りすぎに注意する、喫煙を控える、バランスがとれた食生活をするなど予防を心がけるのが一番です。

治療法はレーザー治療、切除術や凍結療法がありますが、いずれの場合も詳しく検査をする必要があります。白板症は特にガンになりやすい病気の一つ(前癌状態)といわれています。 このような変化に気がついたらなるべく早く相談して確定診断を受けるようにしてください。

※症例の患者さんはこの後、切除手術をし現在も正常です。早期発見で悪性化が防げました。

腫瘍

腫瘍上下顎歯肉、舌、頬粘膜、口腔底、上顎に腫瘍ができることがあります。原因不明とされていますが、考えられるのが義歯や金属冠の刺激、喫煙です。

ブラッシングのとき、口全体を鏡に映して細かくチェックする習慣を身につけることで、腫瘍を早期発見できます。

上顎の腫れている部分が腫瘍と疑われるものです。腫瘍には良性と悪性があり、良性腫瘍は必ずしもすぐに取らなければならないわけではありません。

しかし悪性腫瘍の場合、早期発見して対処しなければ、かなりのスピードで生命に危険が及ぶことになります。腫瘍は外側から見ただけでは素人目には「良性」「悪性」の判断がつきにくいので、このような変化を見つけたらできる限り早く組織検査をして確定診断を受けるようにしてください。

※この症例の患者さんは医療連携の大学病院口腔外科で入院、手術しました。

紅斑症

紅斑症舌や歯肉、口腔底などに紅板や紅斑があらわれます。正しく診断するためには、生検組織の採取による組織検査が必要です。癌化する可能性が高いので、このような変化に気がついたらなるべく早く歯科医師に相談してください。

歯肉の変色症

歯肉の変色症歯肉の抵抗性を増すために、歯肉は粘膜下層にメラニン色素を蓄えます。日焼けに対応して皮膚が黒くなるのと同じだと考えれば分かりやすいでしょう。タバコを吸う人は多かれ少なかれほとんどなります。
※タバコ焼け状態。タバコのメラニン沈着症は癌になりやすい

笑うと歯肉が見える人が、この沈着症を起こす場合があります。疾患ではありませんが審美障害になるということで昔は手術で切除したり、腐蝕剤で焼くなど痛みを伴う処置を行っていました。当院ではレーザーで無痛下に治療を行います。

レーザー治療は歯茎の黒ずみ(メラニン)の除去ばかりでなく、歯周病治療や歯根治療、インプラント治療などに使用され、音や振動がなく痛みはほとんどありません。また、妊娠中の方や高血圧の方でも安心して治療を受けることができます。

黒ずんでしまった歯肉にレーザーを照射することで、歯肉の中のメラニンを蒸散除去します。状態によりますが1~数回ほどで美しく健康的なピンク色の歯茎に戻ります。

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